神々しい!!ラファエロ作品の観れるイタリアの美術館
イタリア旅行でぜひ楽しんでほしいのは、美術館めぐり。
とくに、各地で芸術が花開いたイタリア・ルネサンス期(14~16世紀頃)に活躍した巨匠の作品は、日本じゃなかなか観れないものも多い。
世界的に有名な美術館も多く、なかには事前予約がないと見学できないくらい人が殺到するものも…
むかし社会の教科書で観たような作品ばかりでした。
イタリアではたくさんの美術館に行ったけど、なかでも心に残っているのがラファエロの作品。
神々しくて、やさしいまなざしの聖母像に惹かれた人も多いのではないでしょうか。許されるならもう一度、彼の作品を直接拝みたいくらい!
イタリア国内で、彼の作品を観れる美術館を紹介します!
パラティーナ美術館(フィレンツェ)
あの有名な『小椅子の聖母』があるのは、花の都・フィレンツェの「パラティーナ美術館」。かつてフィレンツェを支配していた、メディチ家が収蔵していたコレクションを中心に公開しています。
(イタリアを旅行するなら、メディチ家の歴史は本で読んでおいたほうがより楽しくなると思いますよ↓)
図説 メディチ家―古都フィレンツェと栄光の「王朝」 (ふくろうの本)
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建物自体もすごく美しくて、メディチ家の名に違わぬ豪華な内装も必見です。もともと、メディチ家が滞在していた宮殿を改装して、美術館として公開しています。
ヴァチカン美術館
世界最小の国家・ヴァチカンにある「ヴァチカン美術館」は、イタリア・ルネサンス美術の殿堂のような場所。
なかでも見逃せないのが、ラファエロの作品であふれる「ラファエロの間」。
空間を飾る、古代ギリシアの哲学者たちが集まって議論をかわす様子を描いたフレスコ壁画『アテナイの学堂』は、どこかで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
壁画の中央でひじをついて考えごとをしている男性は、ラファエロとライバル関係にあった画家ミケランジェロではないかと言われています。
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会(ローマ)
美術館以外でも、イタリア・ルネサンス期のすばらしい芸術を鑑賞できます。
ローマにある「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」には、ラファエロが天井の下絵や設計を手掛けた礼拝堂があります。
ほかの美術館ほどには混み合っておらず、これでもかと近くでラファエロの技術に酔いしれることができました。
とくに天井画は太陽の光が差し込んで、やわらかく神々しい雰囲気をまとっていました。意外な穴場かもしれません。
37歳の若さで亡くなったラファエロですが、生前は絵画・デザイン両方の分野で活躍しました。
イタリアで彼の作品を観る前に、いちど彼の人生や作品の特徴をふりかえってみては?
「もっと知りたい」シリーズは、あまりアートに詳しくなくても楽しめるから繰り返し読んでます。
もっと知りたいラファエッロ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
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